【ソウル聯合ニュース】韓米軍事当局は今月に予定されている合同軍事演習に参加する兵力を従来より減らすもようだ。
韓米合同軍事演習の規模が縮小される見通しだ(コラージュ)=(聯合ニュース)
複数の軍消息筋などによると、韓米は新型コロナウイルスの感染拡大状況などを踏まえ、今月16日から始まる合同指揮所演習に参加する両国の人員を減らすことにした。
感染力の強い新型コロナウイルスデルタ株の拡大やワクチン接種完了後に感染する「ブレイクスルー感染」を懸念する韓国防疫当局の勧告が大きく作用したとみられる。
今回の演習に参加する両国の兵力は3月(8~18日)の演習時よりも小さな規模になる。
従来の慣例に基づき、北朝鮮にも演習の日程と意味など通知するとされる。
軍関係者は「今回の演習は定例的に実施してきたコンピューターシミュレーションを活用した防御的な性格の指揮所演習」と説明した。
韓米合同軍事演習を巡っては北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が今月1日、「現在のような重要な時期に行われる軍事演習は北南(南北)関係の将来をさらに曇らせる可能性がある」とし、事実上の演習中止を要求した。
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