【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は8日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1729人増え、累計21万956人になったと発表した。市中感染が1670人、海外からの入国者の感染が59人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1823人)に比べると94人少ないものの、検査件数が少ない土曜日の感染者数が主となる日曜発表では過去最多。これまで日曜日で最多だった2週前(7月25日発表)より242人多い。
ソウル駅前に設置された新型コロナウイルスの臨時検査所(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスの感染防止策「社会的距離の確保」のレベルを首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)で最も高い第4段階、首都圏以外で上から2番目の第3段階にし防疫を強化しているにもかかわらず、感染拡大の勢いは衰える兆しを見せていない。
新たに確認された市中感染者1670人を地域別にみると、ソウル市が441人、京畿道が456人、仁川市が70人で、首都圏が計967人と全体の57.9%を占めた。
首都圏以外の地域では、釜山市が145人、慶尚南道が117人、忠清南道が82人、蔚山市が58人、大邱市が57人、忠清北道が54人、慶尚北道が53人、大田市が33人、光州市が29人、江原道が25人、全羅北道が20人、全羅南道が18人、世宗市が7人の計703人で全体の42.7%を占めた。首都圏以外が700人を超えたのは5日ぶり。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは59人だった。このうち16人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの43人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から5人増えて計2121人となった。韓国国内の平均致死率は1.01%。重篤・重症患者は前日から1人減った376人で、9日連続で300人を上回った。
7日の検査件数は3万1515件で、前の日より1万2762件少なかった。
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