【ソウル聯合ニュース】韓国社会世論研究所が9日発表した世論調査結果によると、ソウル市中心部の光化門広場のリニューアル後に、旅客船セウォル号沈没事故の記憶と教訓を伝え犠牲者を追悼する場を再設置することに対し、「必要がない」とする意見が42.0%を占め、「再設置すべきだ」の30.8%を上回った。
光化門広場に設置されたセウォル号沈没事故に関する展示空間の撤去作業の様子。展示物などは一時的にソウル市議会に移された=(聯合ニュース)
また、15.6%の人が「構造物の代わりに標石など、ほかの方法が必要だ」と回答した。
2014年4月に南西部の全羅南道・珍島沖で起きた旅客船セウォル号の沈没事故では299人が死亡し、5人が行方不明のままだ。光化門広場には犠牲者の写真などが展示されていたが、広場のリニューアル工事のためこのほど撤去された。遺族らと市民団体は撤去に強く反対していた。
調査はメディア財団TBSの依頼で今月6、7の両日に全国の18歳以上の1004人を対象に実施された。
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