【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)は11日、慰安婦問題の解決を求める定例の「水曜集会」をソウルの日本大使館前で開催した。
水曜集会の様子=11日、ソウル(聯合ニュース)
今回で1504回目となった集会は、被害者の故金学順(キム・ハクスン)さんが韓国で初めて旧日本軍慰安婦としての被害を公の場で証言してから14日で30年を迎えるのに合わせ、世界連帯集会として行われた。
正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長は、金さんが初めて証言してから30年を迎えるが、「日本政府は依然として責任を否定し被害者を侮辱している」と指摘。金さんは日本軍性奴隷制度の被害者であることを明らかにして歴史的真実を求め、国内外の被害者たちもその勇気に応えたとし、「そのおかげで性暴力は普遍的な人権問題となり、被害者中心の原則、真実と正義、賠償と再発防止という戦時性暴力に関する国際法的原則が立てられた」と強調した。
また、「日本政府が犯罪の事実を認め、被害者に繰り返し謝罪するまで要求を続ける」と述べた。
8月14日は金さんが1991年に初めて被害を公の場で証言した日で、世界の慰安婦被害者の団体「アジア連帯会議」は2012年にこの日を「世界日本軍『慰安婦』をたたえる日」に指定し、記念している。18年からは「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」として韓国の公式記念日にもなっている。
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