【東京、ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の対日姿勢について不適切な発言をして物議を醸した在韓日本大使館の相馬弘尚総括公使が11日、日本に帰国した。
成田空港で記者団に囲まれた相馬🅂氏=11日、成田(聯合ニュース)
相馬氏は同日午前、仁川国際空港を出発し、午後に成田空港に到着した。「今回の人事を通常の人事として受け止めているか」などの記者団の質問には応じず、空港を後にした。
韓国外交部は先月17日、相星孝一・駐韓日本大使を呼び、「相応の措置」を要求。日本外務省は相馬氏に対し、今月1日付で帰国を命じていた。
ただ、茂木敏充外相は10日の記者会見で、相馬氏に帰国を命じたのは更迭人事ではないとの趣旨の発言をした。
在韓日本大使館の総括公使を務めて帰国すれば通常、外務省で局長級に昇進するが、相馬氏の場合は韓国政府が反発する可能性があるため、当分の間は特定のポストに就かない可能性が高いとの見方が出ている。
相馬氏は先月15日、韓国のケーブルチャンネルJTBC関係者との非公式の懇談で、文大統領の韓日関係改善に向けた取り組みについて「マスターベーション」との表現を使い、強い反発を招いた。
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