【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、日本による植民地支配からの解放記念日「光復節」の15日夜、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)の遺骨返還式に出席した後、遺骨が埋葬されていたカザフスタンに派遣された特使団の黄基鉄(ファン・ギチョル)国家報勲処長や俳優のチョ・ジヌン氏らと懇談し、遺骨の返還は「大変意味のある帰還だ」と述べた。青瓦台(大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が16日、伝えた。
政府の特別輸送機で韓国に到着した洪範図の遺骨(資料写真)=(聯合ニュース)
文大統領は、洪範図記念事業会の広報大使として活動する予定のチョ氏に対し「国民の中には洪範図将軍について十分に知らない人もいるため、記念事業会を中心に抗日独立運動の先頭に立った方の生涯と高貴な志を積極的に広めるよう努力してほしい」と呼び掛けた。
韓国映画「暗殺」や「大将金昌洙(キム・チャンス)」(原題)で独立運動家を演じたチョ氏は、今回の遺骨返還に当たり特使団の一員としてカザフスタンを訪問した。
遺骨に対して敬礼する文大統領(右)=15日、城南(聯合ニュース)
文大統領が洪範図の遺骨発掘について尋ねると、黄氏は「全ての過程が順調だった」としながら、6尺(約182センチ)を超える長身だったとみられると説明した。
独立軍を率いた洪範図は1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。
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