【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、青瓦台(大統領府)で独立運動家・洪範図(ホン・ボムド)に最高勲章「建国勲章大韓民国章」を授与した。
京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれた洪範図の遺骨返還式で敬礼する文大統領(右)=15日、城南(聯合ニュース)
授与式には韓国を訪問しているカザフスタンのトカエフ大統領が出席した。
青瓦台は洪範図に最高勲章を授与したことについて、「一生を独立運動にささげた功績に加え、全国民に独立精神を呼び起こし、国民統合と愛国心の高揚に寄与した」と説明した。
洪範図は日本による植民地時代の1920年、旧満州で起きた鳳梧洞戦闘で日本軍と戦い、武装独立運動の歴史に残る勝利を収めた。抗日武装闘争を象徴する人物とされる。
カザフスタンに強制移住させられ、同国に遺骨が埋葬されていた。文大統領が2019年4月、同国で行ったトカエフ大統領との首脳会談で洪範図の遺骨返還を要請。鳳梧洞戦闘から100年となる昨年の遺骨返還を計画したが新型コロナウイルスの影響などで延期となり、今回のトカエフ大統領の訪韓に合わせて実現した。
洪範図の遺骨は解放記念日「光復節」の15日に故国に戻った。
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