【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「国民の力」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)国会議員(66)は17日、オンライン会見を開き、次期大統領選(来年3月9日実施)への出馬を正式に表明した。
洪準杓氏=(聯合ニュース)
洪氏は「間違った方向に向かっているこの国を正して正常国家をつくり、先進国時代を開く」と述べた。「主要7カ国(G7)の堂々とした一員となり国際社会で先進国として待遇される国、豊かな大韓民国」を国家ビジョンとして提示した。
現政権については「無償ポピュリズムがはびこる国になりつつある」と指摘。青年と未来の世代に借金の山を残す「ばらまき大韓民国」になってはならず、このまま手遅れになる前に防ぐべきだとした上で、「政権交代を超え、国の未来を決定する重大な大統領選挙だ」と強調した。
また、切実な気持ちで最後の挑戦に乗り出すとし、「尽忠報国の覚悟で、渾身(こんしん)の力を尽くして奪われた政権を取り戻す」と誓った。
洪氏は2024年の総選挙で憲法改正の公約を掲げることも表明した。
大統領再任制を推進し、行政構造を2段階に改編し、国民基本権を伸長させるとした。公務員・公共機関の構造調整や国家財政の正常化も公約として掲げた。
対北朝鮮政策の基調は相互不干渉主義・体制競争主義を原則とし、「ドイツ式統一政策」を推進するとの考えを示した。韓米日3カ国間の自由主義同盟を強化し、北大西洋条約機構(NATO)式の核共有協定を結ぶと述べた。
hjc@yna.co.kr
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