【ソウル聯合ニュース】韓国・サムスン電子の社員数が6月末時点で11万人を超えて過去最多を記録し、研究開発(R&D)費も上半期(1~6月)としては過去最大だったことが分かった。
サムスン電子の社員数が11万人を超えた(資料写真)=(聯合ニュース)
サムスン電子が17日に公開した半期報告書によると、同社の6月末時点での社員数は計11万1683人で、前年の同じ時期より5609人増えた。
上半期の研究開発費は過去最大規模の10兆9941億ウォン(約1兆225億円)が投じられた。半導体やスマートフォン(スマホ)を中心に昨年の上半期(10兆5800億ウォン)より4000億ウォン以上増えた。
ただ、今年の売上高が前年より増加した影響で、売上高に占める研究開発費の割合は8.5%となり昨年(9.0%)より下がった。
上半期の売上高は過去最高の129兆601億ウォンを記録した。半導体・ディスプレー事業を統括するデバイスソリューション(DS)部門が55兆2799億ウォンで全体の42.8%を占め、スマホ事業を担うIT・モバイル(IM)部門は51兆8800億ウォンで40.2%、テレビと生活家電を扱う消費者家電(CE)部門は26兆3832億ウォンで20.4%だった。
設備投資額は昨年の上半期(17兆1000億ウォン)より6兆ウォン以上増えた23兆3060億ウォンが投じられた。半導体の製造設備に20兆9338億ウォン、ディスプレー事業に1兆3763億ウォン。
上半期の業績が好調だったことから役員報酬が上がったものの、今月13日に仮釈放された李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は役員報酬を受け取っていない。
DS部門長の金奇南(キム・ギナム)副会長は上半期に34億9300万ウォンの報酬を受け取り、同社で最高額となった。給与8億8000万ウォン、賞与25億8100万ウォン、その他が3200万ウォンだった。昨年の上半期(9億9900万ウォン)に比べ約25億ウォン増えた。
CE部門長のキム・ヒョンソク社長は23億2300万ウォン、IM部門長の高東真(コ・ドンジン)社長は27億5800万ウォンだった。
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