【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は19日に出した論評で、日本が海上自衛隊の護衛艦「いずも」を改修して「空母化」し、同艦で戦闘機による発着訓練を計画していることについて、空母を保有しようとするのは、防衛の名のもとに周辺国を攻撃するための準備であり、危険な軍事大国化への動きと批判した。
海上自衛隊の護衛艦「いずも」(海自提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
また日本が地域と世界の安全、人類文明を破壊する侵略国家への変身を試みているとし、日本の主な攻撃対象は北朝鮮をはじめとする周辺国と主張した。
日本メディアは先月27日、日本政府が空母化に向け改修が進められているいずもで米軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」による発着訓練を年内に実施する方向で検討に入ったと報じた。
一方、韓国と米国は今月10日、朝鮮半島の有事を想定した合同軍事演習の事前演習となる危機管理参謀訓練(CMST)を開始。これを受け北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が同日に、金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長が翌日に演習を批判する談話を出した。ただ16日に本演習となる合同指揮所演習がはじまってからは、対外宣伝メディアに宗教関係者による批判が掲載されたものの、公式の立場などは発表していない。
合同指揮所演習は26日まで続く。
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