【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官は23日、米政府が韓国を含む海外の米軍基地にアフガニスタンからの退避者を収容する案を検討中という米メディアの報道と関連し、「現時点では(米国側との)そのような協議は進行していない」と話した。
国会外交統一委員会の全体会議に出席した鄭義溶外交部長官=23日、ソウル(聯合ニュース)
国会外交統一委員会の全体会議で与党議員の質問に対し、このように答えた。
鄭氏によると、韓国政府はこれまで20数年にわたりアフガニスタンに相当な額の援助をし、多様なプロジェクトを進めたが、その過程で協力してくれた多くのアフガン人の中には韓国への移住を希望する人もいる。そのような人たちが安全に韓国に移動する方法について政府が多方面から検討しているという。
これに先立ち、与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表は22日、「政府が行っていたアフガン現地での病院や学校の建設プロジェクトに協力したエンジニアなどのアフガン人が約400人おり、その人たちを無事に韓国に連れてくる作業が必要だ」とし、「外交的に模索している」と述べた。
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