【果川聯合ニュース】韓国の朴範界(パク・ボムゲ)法務部長官は24日、「韓国に滞在するアフガニスタン人について特別在留の許可を検討している」と明らかにした。登庁時に記者団の取材に答えた。
朴法務部長官(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国政府によると、国内に滞在中のアフガニスタン人は400人程度とみられる。朴氏は「ミャンマーの時も特別在留を許可する基準があった。国内に滞在中のアフガニスタン人に対しても同じ基準を適用することが可能だろう」と説明した。
ミャンマーでは2月に軍事クーデターが発生し、抵抗する市民が軍に弾圧された。現地のこうした情勢を踏まえ、法務部は当時、国内の合法的な在留者のうち引き続き滞在を希望する人には臨時在留の資格を付与し、在留期間が過ぎた場合でも現地の情勢が一定程度落ち着いてから出国できるよう措置を取った。
一方、アフガニスタンにある韓国の関連機関で勤務したり韓国に協力したりしたアフガニスタン人を韓国に退避させることについて、朴氏は「法務部としてさまざまな角度から備えている」と答え、在韓米軍基地に一時収容する案についても法律的に分析したと述べた。収容に否定的な意見があることに関しては、「国際社会での韓国のプレゼンスは昔とは違う。人道主義的な立場と韓国が取るべき難民・移民政策を包括的に検討する必要がある」とし、国益と人権を重視する立場を強調した。
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