【ソウル聯合ニュース】韓国法務部は25日、国内に滞在するアフガニスタン人に特別在留を許可すると発表した。イスラム主義組織タリバンによるアフガニスタン政局の混乱で同国の人々の脱出が続くなか、韓国に滞在するアフガニスタン人を対象に、現地情勢が安定するまで人道的配慮による特別在留措置を取ると説明している。
外交部の庁舎前でアフガニスタン難民の保護策を講じるよう訴える弁護士(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国に長期または短期滞在中のアフガニスタン人434人が措置の対象となる。
政府は、合法的に滞在しているアフガニスタン人のうち在留期間の延長が難しく出国する必要のある人について、在留を希望すれば国内での居住地や連絡先などを把握した上で特別在留資格を与える。在留期間の延長や在留資格の変更が可能な人に対しては、従来通り許可する。
在留期限が過ぎて不法滞在となっている72人に対しても、出国を強制せず、アフガニスタン情勢が落ち着いてから自発的に出国できるよう措置を取る。ただ、国内に身元保証人などがいない人や犯罪者については保護措置を取る。
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