【ソウル聯合ニュース】韓国のピアニスト、チョ・ソンジンが5年ぶりとなるショパン・アルバムの発売を記念して全国リサイタルツアーを開催する。昨年11月以来、およそ1年ぶりの国内公演で、4~18日に7都市を回る。ツアーを控えた3日にソウルの複合芸術施設「芸術の殿堂」で記者会見を開いたチョ・ソンジンは「まだ学ぶ立場で、40歳や50歳になっても同じだと思う。この程度までくれば完成だと思った瞬間から発展はなくなるのではないか」と語った。
記者会見で明るい笑顔を見せるチョ・ソンジン=3日、ソウル(聯合ニュース)
チョ・ソンジンは2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで韓国人として初めて優勝した。16年にリリースしたアルバムはショパンの「ピアノ協奏曲第1番」、今回のアルバムはショパンの「同第2番」を収録した。
チョ・ソンジンは「ショパンコンクールの優勝者は本当に多くのチャンスを得られるが、ショパンのスペシャリストと刻印される危険がある」と話し、そうなることを望まなかったために16年以降はドビュッシーやモーツァルト、リストなどの曲をレコーディングしたと明かした。
その後、十分な時間が経ったと感じ、昨年にショパンアルバムのレコーディングをする計画だったが、新型コロナウイルス流行を受け今年3~4月に延びたという。
今回のリサイタルツアーでは18日の芸術の殿堂での公演がインターネットサービス大手NAVER(ネイバー)の映像配信サービス「NAVER TV」でライブ配信される。チョ・ソンジンの国内リサイタルがライブ配信されるのは初めて。
記者会見で演奏するチョ・ソンジン=3日、ソウル(聯合ニュース)
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