【ソウル聯合ニュース】韓国の兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官は29日、来月から新型コロナウイルスの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行するのを前に、「教育分野の段階的な日常回復推進策」を発表した。
ソウル市内の小学校(資料写真)=(聯合ニュース)
推進策によると、全国の幼稚園児、小中高校生の登園・登校が来月22日に全面的に再開される。大学では政府のウィズコロナ推進計画に合わせて来月1日から段階的に対面での活動が本格化する。
学校現場の準備や来月18日の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)の安定的な実施を考慮し、幼稚園と小中学校は来月1~21日の3週間を「日常回復準備期間」とする。
現行の感染防止策「社会的距離の確保」のレベル(第1~第4段階)に合わせて区分されていた学校密集度は廃止され、全地域で「全面登校可能」に変更される。
教育部は2学期の残り期間、冬休み、来年1学期以降など時期別の準備を進め、教育活動や学校運営の制約を徐々に緩和する一方、教科・非教科活動、キャンパス内の学生自治活動など教育全般の正常化も推進する。
兪氏は「学校の日常回復の中核はコロナ禍で学生の安全を守りながら教育活動を正常化することで、来年1学期の完全正常化を目標に段階的に推進する」との方針を示した。
hjc@yna.co.kr
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