【ローマ聯合ニュース】イタリアを訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は31日(現地時間)、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の第3セッション(持続可能な発展)に出席し、「気候変動危機への対応においてG20がより多く献身するとともに、開発途上国の事情を踏まえて支援すべき」と呼び掛けた。
G20サミットに出席した文在寅大統領=30日、ローマ(聯合ニュース)
気候変動危機への対応を巡っては「先進国対途上国」という構図になっている。先進国は途上国により積極的な対応を求めているが、中国やインドなどの途上国は緩やかな排出削減目標を堅持しながら先進国からより大きな支援が必要と主張している。
文大統領のメッセージは温度差のある先進国と途上国の間で橋渡し役を担い、気候変動問題への対応をリードする姿勢を示したものと受け止められる。
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