【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官は3日に出演したラジオ番組で、先月実施された日本の衆院選で岸田文雄首相が率いる自民党が勝利したことに触れ、日本国内の政治が安定したとし、岸田首相が韓国との対話に前向きに乗り出すよう間接的に促した。
崔鍾建次官(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
崔氏は「日本の政局が安定し、日本国内で力を得た首相がわれわれの前に座ることを望む。岸田首相はそうするとわれわれは信じている」と述べた。
選挙で勝利した岸田政権が、一部の世論の支持を得られなくても韓国との関係改善に積極的に乗り出すことを望むとの意味が込められた発言とみられる。先月31日に実施された衆院選で自民党は絶対安定多数の261議席を獲得した。
一方、英グラスゴーで開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に合わせた韓日首脳会談が実現しなかったことについては、日本が韓国との首脳会談を避けたというよりは時間の調整が難しかったと説明した。崔氏は「岸田首相は選挙後に訪英し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はハンガリーを訪問しなければならず、時間が合わなかった」と述べた。
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