【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は7日の定例会見で、バイデン米政権が来年2月の北京冬季五輪に選手団以外の外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」を発表したことについて、「他国の外交決定に関して言及することはない。ただ、わが政府は北京五輪の開催成功を支持してきた」と述べた。その上で、「2018年の平昌、2021年の東京、2022年の北京とつながる今回の五輪が北東アジアと世界の平和と繁栄、南北関係(改善)に寄与することを望む」と従来の立場を改めて表明した。
バイデン米大統領=(聯合ニュースTV)
米国の外交ボイコット表明を受け、韓国など同盟国が外交ボイコットに同調するかどうかが注目される。
崔氏は北京五輪への政府関係者の派遣計画については「まだ決まったことはない」と明らかにした。
大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は中国側の要請を受け、慣例に基づいて担当官庁の文化体育観光部の長官が五輪に出席するとオンラインシステムに登録したようだ。
崔氏によると、米国は今回の決定について、外交ルートを通じて韓国側に事前に説明した。ただ、「ボイコットへの参加要求などはなかった」と伝えた。
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