【ソウル聯合ニュース】収賄罪などで懲役計22年が確定して服役中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領(69)が特別赦免を受け、31日午前0時にソウル市内のサムスンソウル病院で釈放される。韓国法務部が24日、明らかにした。ソウル拘置所(京畿道義王市)に収監されていた朴氏は健康が悪化し、同病院に入院している。
朴槿恵前大統領=(聯合ニュースTV)
朴氏はソウル拘置所には戻らないという。
法務部は朴氏の特別赦免について、「国民大和合の観点から長期間にわたり懲役刑を執行中の朴前大統領を特別赦免および復権する」と説明した。
朴氏は2017年3月31日に拘束された。国政介入事件などで今年1月、懲役20年と罰金180億ウォン(約17億円)、35億ウォンの追徴金が確定した。18年には当時の与党セヌリ党(現最大野党「国民の力」)の公認候補選びに違法に介入した事件で懲役2年が確定しており、懲役は計22年となっていた。
朴氏が31日に釈放されれば、服役した1736日(4年9カ月)を除く17年3カ月の刑が免除されることになる。
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