【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「国民の力」の大統領候補、尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長は5日、記者会見を開き、大統領選に向けた選挙対策委員会を解散させると表明した。
党本部で会見を行う尹氏(国会写真記者団)=5日、ソウル(聯合ニュース)
同党は昨年12月6日、金鍾仁(キム・ジョンイン)総括選対委員長をトップとする選対を発足させた。最近は尹氏の相次ぐ失言や妻の経歴詐称問題、尹氏の側近と党代表の対立による内紛などで各世論調査で支持率が下落傾向にあった。
尹氏は会見で、「今までやってきたこととは違う姿でやり直す」と表明。「選対と国民の党をしっかり引っ張って国民に安心感を与えなければならなかったが、そうできなかった」とし、「すべてが私の責任」と述べた。
組織が肥大化したとの指摘を受けていた従来の選対については、「マンモスと呼ばれ、民意をしっかり把握できなかったこれまでの選挙キャンペーンの誤りを認め、立て直す」とし、「私に近い人物らが選対に影響を与えているという国民の憂慮も知っている。そのような心配をかけないようにする」と言明した。
また、「家族に関する問題でも国民に心配をかけ、申し訳ない」として、「国民の批判を甘んじて受けたい」と述べた。
選対の刷新に関しては、「国会議員にポストを割り当てるものではなく、徹底的な実務型の選挙対策本部を構成する」とし、「実力のある若い実務者が選対を引っ張っていくようにする」との考えを示した。
とりわけ、若者からの支持率が下落していることを踏まえ、「これまで2030世代(20代と30代)に失望を与えた言動を深く反省し、全く違う姿を見せることを約束する」と述べた。
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