【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は9日、新型コロナウイルスの新規感染者のうち海外からの入国者の感染は236人で、過去2番目の多さとなったと発表した。
仁川国際空港(資料写真)=(聯合ニュース)
アフリカ東部ソマリア沖に派遣されていた海軍「清海部隊」の集団感染者270人が集計に反映された7月22日の309人が最多となっている。
入国者の感染は先月半ばまでは1日当たり20~40人程度で推移していたが、このところ急増し、今月3日からの1週間のうち200人を超えたのは3日に上る。
一方、新たな変異株「オミクロン株」の感染者(先月第5週基準)は市中感染の4.0%、入国者の感染者の69.5%を占めた。
韓国政府はオミクロン株の流入防止策として、アフリカ11カ国を対象に短期滞在の外国人の入国を禁止しているが、同株の感染が世界各国で急速に広がっており、一部国家のみを対象にした入国禁止措置の効果は薄れている状況だ。
防疫当局は1~2月中に国内でオミクロン株の感染が5割を超え、主流になるとの見通しを示している。政府はオミクロン株の大流行に備え、検査・治療体制の強化、病床確保、入国者の管理強化などを検討している。
ikasumi@yna.co.kr
キーワード