【ソウル聯合ニュース】韓国法務部の出入国・外国人政策本部が26日に発表した統計によると、韓国に滞在する外国人は2021年末時点で195万6000人と前年に比べ8万人(3.9%)減少し、200万人を下回った。過去最多を記録した新型コロナ感染拡大前の19年に比べると、約57万人(23.0%)急減した。同本部の関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大により、前年に続いて昨年も国内に在留する外国人の数が減った」と説明した。
海外から韓国の空港に到着した人たち(資料写真)=(聯合ニュース)
11年に140万人だった滞在外国人の数は、16年には200万人を超え、18年が237万人、19年が252万人と増え続けてきたが、20年は203万6000人に減少した。
昨年末時点で、長期在留の外国人は156万9000人、3カ月未満の短期滞在の外国人は38万6000人となっている。このほかに、不法滞在(未登録)の外国人が38万8000人。前年から0.9%減少した。
滞在者の内訳をみると、国籍は韓国系(61万4000人)を含む中国が84万人で最も多い。次いでベトナムが20万8000人、タイが17万1000人、米国が14万人の順だった。
在留資格別には、在外同胞(F4)資格の査証(ビザ)所持者が47万8000人、雇用許可制の対象である非専門就業(E9)ビザが21万7000人、永住(F5)ビザが16万8000人、ビザ免除(B1)が16万5000人となっている。以下、結婚移民(F6)ビザ(13万4000人)、韓国系中国人に発給されることが多い訪問就業(H1)ビザ(12万5000人)、留学(D2)ビザ(11万1000人)と続く。
主に旅行客が取得する観光・通過(B2)ビザは、前年比16%減の4万3000人にとどまった。
居住・滞在先は京畿道(36万人)とソウル(22万6000人)が多い。
一方、21年に難民認定を申請した人は2341人、難民認定を受けた人は72人だった。
昨年は2万1160人が韓国国籍の取得を申請した。取得者は1万3636人で、出身別には中国(5145人)とベトナム(4225人)が多かった。
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