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北朝鮮 巡航ミサイルの発射報じず=訓練の一環との見方も

2022.01.26 13:19

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアは26日、前日に発射した巡航ミサイルについて全く報じておらず、その背景が注目される。

昨年10月の国防発展展覧会で、巡航ミサイルと推定される兵器を視察する金正恩氏=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

 この日、朝鮮労働党機関紙の労働新聞や官営ラジオの朝鮮中央放送、朝鮮中央通信のホームページなどに、ミサイル発射に関する報道は見当たらなかった。

 北朝鮮はミサイル発射や党の会議開催、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(党総書記)の視察といった主な出来事を通常は翌日に報道している。今月5日から17日にかけて4回にわたり弾道ミサイルを発射した際も、このパターンを取った。

 だが弾道ミサイルと違い、巡航ミサイルの発射については報道しないケースも多かった。

 昨年3月21日に北朝鮮の短距離巡航ミサイル発射が韓米当局によって探知されたが、北朝鮮はこれを報じなかった。2020年4月にも地対艦巡航ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を数発発射したことが韓国軍によって捉えられたが、関連報道はなかった。一方、昨年9月11日と12日に新型長距離巡航ミサイルの試射に成功したことは、翌13日に報道で公表した。

 事例が少ないものの、巡航ミサイルの場合、北朝鮮は内外に誇示する要素がある場合に報道しているようだ。

 北朝鮮は昨年9月13日の報道で、射程が1500キロに達する長距離巡航ミサイルを試射したことを公表し、「第8回党大会が提示した国防科学発展と武器体系開発5カ年計画の重点目標達成において大きな意義を持つ戦略武器」とたたえた。

 こうしたことから、仮に今月25日の巡航ミサイル発射を冬季訓練の一環として行ったのであれば、特に報じる価値がないと判断した可能性がある。韓国・北韓大学院大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「巡航ミサイルは弾道ミサイルに比べ、内外への波及力が小さい」と指摘し、今回の発射は訓練または兵器検証の目的で行われたため、報じられていないようだと分析した。

 あるいは、新たな巡航ミサイルを試射したものの失敗した可能性も考えられる。北朝鮮は17年4月に弾道ミサイルを3回発射したがいずれも失敗し、関連の報道をしなかった。

 巡航ミサイルの発射は弾道ミサイルと違い、国連安全保障理事会の決議違反には当たらない。

 弾道ミサイルはロケットの推進力で飛ぶミサイルで、高速かつ破壊力が大きい。射程は2000~1万3000キロに達し、大陸間攻撃が可能だ。弾頭部の重量が重く、核弾頭を搭載できる。

 これに対し、巡航ミサイルはジェットエンジンを推進力とするミサイルで、精密攻撃が可能だが弾道ミサイルに比べて速度が遅い。射程も1500キロ水準で、核弾頭を搭載するには小型化が欠かせない。

 だが、北朝鮮に近い韓国や日本では巡航ミサイルも十分に脅威になり得る。専門家は、北朝鮮も軍事先進国のように、将来的に巡航ミサイルに戦術核を搭載しようとする可能性が高いと分析している。 

 韓国軍関係者は25日、北朝鮮が同日午前に巡航ミサイル2発を発射したようだと明らかにした。ミサイルは内陸の上空をしばらく楕円(だえん)形に飛び、高高度と低高度を飛行して韓米のレーダー網に捉えられたり消えたりを繰り返したとされる。昨年10月の国防発展展覧会で金正恩氏が視察した新型または弾頭改良型の巡航ミサイルだった可能性が指摘されている。

tnak51@yna.co.kr

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