【ソウル聯合ニュース】K―POP市場がこれまでにない好況期を迎え、オリジナル・サウンドトラック(OST)や雑誌など関連商品の売上高も大きく増加したものの、新型コロナウイルス感染拡大が長期化している影響で、コンサート会場で使用するペンライトなど関連グッズの売上高が急減したことが20日、分かった。
新型コロナ禍の長期化でコンサート会場で使用するペンライトなど関連グッズの売上高が急減した(コラージュ)=(聯合ニュース)
韓国アーティストのアルバムやグッズを扱う通販サイト「KTOWN4U」が独自に実施した調査によると、ドラマや映画のOSTアルバムの販売枚数は2019年の2624枚から20年には8784枚に、21年には2万8939枚に増加した。
これらの商品の売上高も19年の3948万ウォン(約381万円)から21年は4億8064万ウォンに増えた。
韓国アーティストが登場する雑誌の売上高も19年の4億5964万ウォンから21年は40億5672万ウォンに増加した。また海外のファンが同サイトを通じて出す屋外広告の売り上げも20年の386万ウォンから21年は1億5071万ウォンに急増した。
同サイトは「韓流ドラマや映画が世界で流行するだけでなく、有名歌手が参加するOSTアルバムが増えたことでOSTの販売が増加した」と説明した。
韓国音楽コンテンツ協会が運営する音楽チャート「ガオンチャート」の1~400位のアルバム販売枚数は、21年に5709万枚を記録し、前年比36.9%増加した。K-POP関連アルバムの輸出額も2億2083万6000ドル(約254億円)となり62.1%増加した。
一方、同サイトによると、応援用ペンライトの販売量は19年の7万3135個から20年は8万8459個に増えたが、コロナ禍の長期化により、21年は1万5971個に減少した。
売上高も19年の23億3958万ウォンから20年は26億3207万ウォンに増加したが、21年は5億422万ウォンに減った。
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