【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は14日午後、英国のジョンソン首相と電話会談し、北朝鮮の非核化を巡って連携することで一致した。また、尹氏が就任し次第、対面での会談を早期に行うことで合意した。金恩慧(キム・ウンヘ)報道官が15日、明らかにした。
ジョンソン氏と電話会談する尹氏(「国民の力」提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
尹氏は「朝鮮戦争に参戦し、韓国を守った重要友好国である英国と緊密に意思疎通し、両国の友好協力をさらに発展させていくことを望む」とし、両国の協力分野をバッテリーや希少鉱物、温室効果ガス削減、炭素中立などさまざまな分野に拡大する意向を示した。
また、ロシアのウクライナ侵攻は世界の自由と民主主義への攻撃との認識で一致した。
ジョンソン氏は尹氏が尊敬する政治家としてチャーチル元英首相を取り上げたことに言及し、自らが著述したチャーチル氏の生涯を描いた本を伝達する意思を示した。尹氏は選挙戦で複数回にわたってチャーチル氏を尊敬していると言及してきた。
英国の首相官邸によると、尹氏は北朝鮮のミサイル発射実験への懸念を示し、ジョンソン氏はミサイル発射実験を批判して国連安全保障理事会で強硬な姿勢を貫く考えを明らかにした。また、ジョンソン氏は両国の貿易協定に関する交渉が始まることに期待を表明。両氏はデジタルや軍事分野などの協力強化で一致し、緊密な連携を維持することで合意した。
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