【東京聯合ニュース】韓国系の民族学校が前身で、19日に開幕する選抜高校野球大会(センバツ、春の甲子園)に出場予定だった京都国際高校(京都)が、野球部関係者の新型コロナウイルスの集団感染により出場を辞退した。選手をはじめとする関係者31人のうち13人が、PCR検査で陽性判定を受けた。同校の朴慶洙(パク・ギョンス)校長は18日、聯合ニュースの取材に対し「選手たちが健康を取り戻すことが重要で、今は試合をできる状況でない。夏の甲子園出場に向けしっかり準備していくことにした」と説明した。
昨年8月、夏の甲子園に出場した京都国際高校(資料写真)=(共同=聯合ニュース)
同校は昨年春に春夏通じて初の甲子園出場を果たし16強入りし、続く全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)では準決勝まで勝ち上がった。阪神甲子園球場には韓国語の校歌が流れた。今大会でも優勝候補の一角に挙げられていた。
京都国際中学高等学校は1947年に京都朝鮮中学として開校。高等部を新設後、2003年に日本の学校教育法上の「1条校」に認可され、翌年に現校名で開校した。韓国政府からも中高一貫校として認可されている。野球部は1999年の創部。
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