【ソウル聯合ニュース】米調査会社が毎年発表するコンピューター科学者の研究評価ランキングで、在日韓国人の玄光男(ヒョン・グァンナム)博士(77)が日本10位に入った。
玄光男博士(本人提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
同ランキングはグーグルやマイクロソフトが提供する論文検索サービスに登録されているコンピューター科学者約9700人を対象としたもので、発表した論文の数や、ほかの論文に引用された回数などに基づいて付けられる。
主にコンピューター分野への貢献度や影響力を示す根拠となる。
在日韓国科学技術者協会の元会長で財団法人ファジィシステム研究所の特別研究員でもある玄氏は他の論文に引用された回数が3万回と集計された。
日本のトップ10の中に在日韓国人は玄氏が唯一。玄氏の世界ランキングは1426位だった。
工学院大工学部を卒業した玄氏は1975年に同大大学院で博士号(工学)を取得。2006年には京都大大学院でも博士号(情報学)を取得した。日本国内の大学だけでなく、韓国や台湾の大学でも教授を務めた。
2015年には米国電気電子学会(IEEE)が選定する最優秀論文賞を受賞した。
玄氏は20日、聯合ニュースの取材に対し、「学者として研究と教育に集中してきたことが評価され光栄だ」と話した。
また「日本だけでなく韓国でも最近では理工系が優遇されることが減り、若者が専攻するのを避けている」とし、「科学技術分野に対する政府と企業の投資が増えなければならない」と強調した。
韓国の研究者では高麗大の李晟ファン(イ・ソンファン)教授が世界1022位で韓国1位だった。
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