【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子とSKハイニックスの1~3月期の売上高がそれぞれ70兆ウォン(約7兆円)と10兆ウォンを突破し、1~3月期としては過去最高の業績を達成すると見込まれる。
サムスン電子とSKハイニックスの1~3月期の業績が過去最高を更新すると見込まれる=(聯合ニュースTV)
韓国金融経済情報メディアの聯合インフォマックスのシステムを利用し、サムスン電子の1~3月期の業績に関する証券業界の予想を分析した結果、売上高は75兆2129億ウォン、本業のもうけを示す営業利益は13兆89億ウォンで、前年同期に比べ15.02%、38.64%それぞれ増加する見込みだ。
サムスン電子の昨年7~9月期の売上高は73兆9800億ウォンで四半期として初めて70兆ウォンを上回り、10~12月期は76兆5700億ウォンを記録した。
今年1~3月期の売上高は、半導体メモリー価格の下落などの影響で昨年10~12月期に比べ減少するものの、1~3月期としては初めて70兆ウォンを超える見通しだ。
SKハイニックスも1~3月期の売上高が11兆5830億ウォンと予想され、1~3月期としては初めて10兆ウォンを超える見通しだ。営業利益は3兆1399億ウォンと予想された。前年同期に比べ売上高は36.36%、営業利益は137.08%ぞれぞれ増える。
サムスン電子は海外発の悪材料だけでなく、新型フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ギャラクシーS22」シリーズのゲーム最適化サービス(GOS)問題、ファウンドリー(半導体受託生産)の歩留まり問題などにもかかわらず、半導体価格の上昇や新型スマホの販売増加などに伴い好業績を収めると予想されている。
DB金融投資の研究員は「1~3月期のDRAM価格とNAND型フラッシュメモリー価格の下落幅がそれぞれ6.2%、5.1%で予想よりも良好だった。ギャラクシーS22の発売で情報通信・モバイル部門の業績改善も期待される」と説明した。
SKハイニックスの今後の業績も楽観的だ。キウム証券の研究員は「4~6月期のSKハイニックスの売上高は14兆ウォン、営業利益は4兆ウォンで、1~3月期に比べ増加する」との見通しを示した。
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