【ソウル聯合ニュース】在日本大韓民国民団(民団)大阪本部の常任顧問で大阪府東大阪市の外国籍住民施策懇話会の座長を務める呉龍浩(オ・リョンホ)氏に、このほど東大阪市から教育文化振興功労賞が贈られた。民団が6日までに伝えた。
呉龍浩氏(左)と東大阪市の野田義和市長。外国籍住民施策懇話会は3カ月ごとに会議を開き、市に意見書を提出している(民団提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
同市の外国籍住民施策懇話会は外国籍住民や非政府組織(NGO)関係者、自治体担当者、専門家などで構成される。呉氏は懇話会が発足した2004年の第1期から委員として活動してきた。14年からは座長を務め、市政案内を韓国語で表記したり、外国籍住民の日常生活での利便性向上に向けた情報プラザを開設したりするなど、外国籍住民の権益伸長と多文化の共生に努めてきた。
こうした功労を認め、市は呉氏に功労賞を授与した。同氏は17年にも韓国籍住民として初めて授与されており、今回が2回目の受賞。
呉氏は「外国籍住民が差別なく市のメンバーとして溶け込めるよう手助けし、在日同胞の次世代がアイデンティティーを持って生きていけるよう努力する」と述べた。
東大阪市の人口は約50万人、外国籍住民は約1万7000人で、外国人の割合が高い。そのうち約8割が在日同胞だという。
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