Go to Contents
検索

おすすめ #貧困 #OECD
記事一覧

66歳以上の相対的貧困危険度 韓国はOECDワースト

2022.04.06 16:33

【世宗聯合ニュース】韓国の66歳以上の相対的貧困危険度が経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち最も高いことが分かった。

韓国の66歳以上の相対的貧困危険度がOECD加盟国のうち最も高いことが分かった=(聯合ニュースTV)

 統計庁が6日に発表した「韓国の持続可能な開発目標(SDGs)履行報告書 2022」によると、66歳以上の相対的貧困率(所得分布中央値の50%を下回る人口の割合)は40.4%だった。18~65歳の相対的貧困率(10.6%)の約4倍に近い水準だ。18~65歳の貧困率に対する66歳以上の貧困率の比率で測定した高齢層の相対的貧困危険度は367.8%(2018年基準)で、OECD加盟国のうち最も高かった。相対的貧困危険度が上位のスイス(250.0%)、オーストラリア(246.9%)、日本(153.8%)と比べても韓国がはるかに高い。

 韓国の穀物自給率(2020年)は20.2%(暫定)で、1970年(80.5%)の4分の1にすぎない。特にコメ(92.8%)以外の豆類、トウモロコシ、小麦などの自給率は10%未満にとどまった。結局、ほとんどの穀物は輸入に頼るしかなく、穀物の国際価格の変動によって国内の物価が影響を受ける構造だ。

 また、韓国の低所得世帯10世帯のうち1世帯以上は食品安定性を確保できていないことが明らかになった。2020年の所得水準が「下」に分類された低所得世帯のうち13.4%は関連調査で「ここ1年間に十分かつ多様な種類の食べ物を摂取できなかった」と答えた。

 韓国で新型コロナウイルス感染者が初めて確認された2020年は生徒の学力が基礎水準に満たない割合が前年比で上昇した。防疫措置に伴い登校と対面授業が制限された影響とみられる。

 特に英語で基礎学力に満たない割合が、高校2年生は2019年の3.6%から20年は8.6%と5.0ポイント上昇し、中学3年生は3.3%から7.1%に3.8ポイント上昇した。

 数学で基礎学力に満たない割合も大幅に上昇した。中学3年生の場合、邑・面地域(18.5%)が大都市(11.2%)より高く、地域間の差は7.3ポイントで、前年(4.9ポイント)よりさらに広がった。

 コロナ禍で非対面での宅配・出前の需要が伸びたことでごみの排出量も増加した。公共廃棄物処理施設内の廃棄物処理状況を分析した結果、2020年の紙類のごみは前年比24.8%増加し、プラスチックごみも18.9%増えた。

hjc@yna.co.kr

キーワード
文字サイズ

文字サイズの例

お問い合わせ

聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。

聯合ニュース日本語版では、イベントの 開催告知、取材案内、韓国関連企業 のプレスリリースなどの情報をお待ちして おります。お寄せいただいた情報は、 担当者が検討の上、ご紹介させてい ただきます。

提出

ご協力ありがとうございます。

スクラップ

シェア

リンクを取得するにはURLを長押ししてください