【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は22日、大韓商工会議所が南部・釜山で開いた2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致を祈願する大会に出席した。同商議所の崔泰源(チェ・テウォン)会頭(SKグループ会長)や国内主要10企業グループの幹部らに対し、万博誘致へ力を合わせてほしいと求めた。
大統領選の候補だった昨年12月に崔泰源氏(右)と面会した尹氏=(聯合ニュース)
大会には崔氏をはじめとする全国の商工会議所の会頭、サムスンや現代自動車、SK、LG、ロッテなど主要10企業グループの幹部を含む80人余りの財界人が出席。財界人は「釜山万博は韓国経済が新たな飛躍を遂げる契機になる」とし、誘致に向け政府と「ワンチーム」になって最大限協力すると誓った。
尹氏は財界人を激励するとともに、万博誘致へ積極的に役割を果たしてほしいと伝えた。出席者と一緒に万博誘致を願って紙飛行機を飛ばすパフォーマンスも行った。
万博はサッカー・ワールドカップ(W杯)、五輪と並ぶ3大国際イベントの一つで、経済効果は61兆ウォン(約6兆3000億円)に達するとされる。30年万博の誘致に名乗りを上げているのは釜山のほか、サウジアラビア・リヤド、イタリア・ローマ、ウクライナ・オデッサなど。開催地は来年11月、博覧会国際事務局(BIE)加盟170カ国の投票で決まる。
tnak51@yna.co.kr