【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手SKハイニックスが27日発表した2022年1~3月期の連結決算によると、売上高は前年同期比43%増の12兆1557億ウォン(約1兆2260億円)、本業のもうけを示す営業利益は同116%増の2兆8596億ウォンだった。営業利益率(売上高に対する営業利益の割合)は24%。純利益は前年同期の2倍の1兆9829億ウォンだった。
京畿道・利川にあるSKハイニックスの工場(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
売上高は半導体業界が好況だった18年1~3月期(8兆7197億ウォン)より3兆ウォン以上多く、1~3月期として過去最高を記録した。営業利益も同期として18年1~3月期(4兆3673億ウォン)に次ぐ過去2番目の大きさとなった。
半導体メモリー製品の値下がり幅が市場の予想より小さかったことに加え、昨年末に子会社として発足させた米ソリダイムの売上高が加わったことが業績を押し上げた。ソリダイムはSKハイニックスが米インテルのNAND型フラッシュメモリー事業の第1段階の買収完了後、米国に設立した記憶装置ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)子会社だ。
SKハイニックスの関係者は、今年に入りサプライチェーン(供給網)不安が高まるなど事業環境が厳しくなり、一部のIT(情報技術)製品の消費が鈍ったものの、顧客の需要の変化に柔軟に対応し、収益性の管理に集中したことで好業績を収められたと説明している。
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