【ソウル聯合ニュース】今月発足する韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)新政権の外交部長官に指名された朴振(パク・ジン)氏は2日、国会で開かれた人事聴聞会で、6月に開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に「招待を受けたと承知している」として、参加を検討していると明らかにした。
人事聴聞会で発言する朴氏(共同取材)=2日、ソウル(聯合ニュース)
NATO首脳会議は6月末、スペイン・マドリードで開催される。韓国、日本など非加盟のアジア太平洋4カ国の参加が取り沙汰されている。
朴氏は、ウクライナ危機を利用しアジアで安全保障問題が浮上する可能性があるとNATOが判断し、欧州とアジアの平和・安定を結び付けて議論する必要があるため同首脳会議に韓国を招待したようだと説明した。そのうえで「中国、北との関係で安定的な環境をつくるため、欧州諸国との議論も必要だ」と述べた。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領がNATO首脳会議に出席する場合、バイデン米大統領と今月21日の首脳会談に続き、再び対面する可能性がある。岸田文雄首相とも対面する可能性があり、韓米日の3カ国首脳会談開催の環境も整えられる。
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