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北朝鮮メディアが異例の沈黙 前日の弾道ミサイル発射報じず

2022.05.05 11:54

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の主要メディアは5日朝の時点で、前日の弾道ミサイル発射を報じていない。北朝鮮が今回発射したのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定されているだけに、報道がないのは異例といえる。

4月17日、韓国・ソウル駅構内のテレビで北朝鮮のミサイル発射ニュースが流れている。北朝鮮メディアは「新型戦術誘導兵器」の発射実験が成功したと報じた(資料写真)=(聯合ニュース)

 朝鮮労働党機関紙の労働新聞は5日付紙面に関連記事を掲載せず、朝鮮中央通信と朝鮮中央放送も5日午前までに関連ニュースを伝えていない。

 北朝鮮がミサイルを発射した場合、通常は翌日にこれらメディアを通じて公表し、発射場面を捉えた写真を公開してきた。

 ところが今回はICBMとみられるミサイルを発射したにもかかわらず、関連報道がない。これまでICBM発射を報じなかったのは失敗した時だけだった。3月16日、新型ICBM「火星17」と推定されるミサイルは発射直後に空中爆発し、これは報じられなかった。

 5月4日のミサイル発射について、韓国の慶南大極東問題研究所の林乙出(イム・ウルチュル)教授は「発射が失敗した可能性も考慮しておく必要がある」と指摘した。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が4日に平壌・順安から朝鮮半島東の東海に向けて発射した弾道ミサイルは飛行距離が約470キロ、最高高度は約780キロだった。ICBMにしては飛距離が短いものの、通常より高い角度で打ち上げるなどして飛距離を抑えた可能性もあり、韓国軍当局は失敗とは見なしていないようだ。

 ただ、このミサイルが偵察衛星の開発を目的とするもので、北朝鮮が期待していた成果が得られなかったとすれば、報道しないこともありえる。

 また、まれなことだが、政治的、軍事的に重要性が比較的低い場合は数日後に発射を報じたりもしてきた。1月25日に長距離巡航ミサイル2発を発射した際は、別のミサイル発射とあわせて28日に報じている。だが今回はICBMと推定されるだけに、報道まで時間をおくのかという疑問がわく。報道しない背景に関心が集まっている。

mgk1202@yna.co.kr

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