【ソウル聯合ニュース】米インド太平洋軍に情報収集・監視・偵察(ISR)能力が大幅に強化された次世代の電子戦機(ARES)が実戦配備された。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)と核能力が高度化しているのに伴い、黄海周辺で北朝鮮軍の動向を監視するための措置とみられる。米軍需大手のL3ハリス・テクノロジーが6日、ウェブサイトで明らかにした。
米インド太平洋軍に配備された新型の電子戦機(L3ハリス・テクノロジーのHPより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
電子戦機は最大14時間にわたり、12キロの上空で偵察飛行ができるという。特にシギント(無線・信号傍受による情報収集)能力が改善され、米陸軍で運用している旧型のものと入れ替えるものとみられる。
そのため在韓米軍で運用している特殊偵察機RC12Xに代えて投入される可能性が高い。
これに先立ち、3月に北朝鮮によるミサイル発射が相次いだことを受け、米インド太平洋軍は黄海上でISR活動を強化し、朝鮮半島における弾道ミサイル防衛(BMD)体制を強化する措置を取ったと明らかにしていた。
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