【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は任期最終日の9日午後、青瓦台(大統領府)で中国の王岐山国家副主席と会談し、韓中関係の発展方向について意見交換した。
会談する文大統領(右)と王岐山氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
10日に開かれる尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領の就任式に出席するため来韓した王氏は習近平国家主席の最側近として知られる。
文大統領は、「韓国の歴代大統領の就任式に中国が派遣した代表団としては今回が最高レベル」とし、「韓中関係を重視する習主席と中国政府の意思を示してくれたもの」と評価した。
また両国の国交樹立から今年で30年になることに触れ、今後の30年に両国関係がさらに発展することを願うと述べた。
王氏は「中韓両国は永遠の隣国であり、互いにとって重要な協力パートナー」とし、「重要な隣国であり、古くからの友人」と強調した。
文大統領は中国が朝鮮半島の平和に向けた韓国の努力を支持したことに謝意を示し、王氏は「文大統領が南北関係改善に重要な寄与をしたことを高く評価し、中国は朝鮮半島の非核化のために共に力を傾ける」と述べた。
文大統領はまた「任期最後の公式日程で王副主席に会ったことは意義深い」とし、王氏は「青瓦台の最後の訪問者になって光栄」と応じた。
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