【ソウル聯合ニュース】韓国で10日に開催された尹錫悦(ユン・ソクヨル)新大統領の就任式には主要5企業グループの総帥と経済6団体のトップも出席し、新政権の発足を祝った。
就任式に出席した李在鎔氏=10日、ソウル(聯合ニュース)
ソウルの国会議事堂前で開かれた就任式には、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長(大韓商工会議所会頭)、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長、具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)ロッテグループ会長が参列した。
全国経済人連合会(全経連)の許昌秀(ホ・チャンス)会長、韓国貿易協会の具滋烈(ク・ジャヨル)会長、中小企業中央会の金基文(キム・ギムン)会長、韓国経営者総協会の孫京植(ソン・ギョンシク)会長、韓国中堅企業連合会の崔鎮植(チェ・ジンシク)会長も顔をそろえた。
財界のトップらが大統領就任式に出席したのは、2013年2月の朴槿恵(パク・クネ)政権発足時以来となる。朴槿恵元大統領の罷免に伴う選挙で当選し、直後に就任した文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は就任式を略式で行った。
朴元大統領の就任式には現代自動車、LG、ポスコ、韓進グループの会長が出席していた。サムスンやSK、ロッテグループのトップは海外出張などのため招待に応じられなかった。
尹大統領は同日午後、賓客を招いた夕食会に出席する予定で、この席には就任式に参列した主要5企業グループの総帥と経済団体のトップも招かれている。財界の要人が就任式後の夕食会に招待されるケースはまれだ。
財界の関係者は聯合ニュースに「多くの賓客を招く夕食会のため、この場での具体的な(ビジネスの)話は難しいだろう。主要企業のトップを招いたのは、経済活性化や規制緩和に努めるという新政権の意思の表れではないか」と語った。
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