【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受け、韓国政府は近く南北連絡チャンネルを通じ、防疫支援を協議する実務接触を提案するもようだ。
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(中央)=(聯合ニュース)
政府高官は15日、聯合ニュースの取材に対し、「できれば今週初めに公式提案することを積極的に検討している。提案する内容について(関係官庁と)協議し、遅くならないうちに北に伝える」と明らかにした。
北朝鮮はメディアの報道などを通じ韓国政府の支援意向を知っているはずだが、韓国政府はこれを正式に提案することは重みが違うとみているようだ。
韓国内での関連協議は、統一部長官候補の権寧世(クォン・ヨンセ)氏が週明けにも就任すれば、本格化するとみられる。
米政府も南北の防疫協力を支持する方針を示している。
ただ、北朝鮮が実務接触に応じるかどうかは不透明だ。コロナ感染が原因とみられる発熱者や死者が急増しているものの、現在は自力で対応していくとのスタンスをとっている。
マスクを着用し防疫関連会議に出席した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)=(聯合ニュース)
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