【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの青瓦台(大統領府)から竜山の国防部庁舎に移転した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の執務室の名称が来月中に決まる見通しだ。大統領室の関係者が16日、明らかにした。
尹大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
この関係者は、聯合ニュースの取材に対し「竜山の庁舎2階にある大統領『主執務室』が完工する6月中旬ごろに新執務室の名前も確定するだろう」と述べた。
尹大統領は、現在庁舎5階の「小執務室」で勤務しており、主執務室が完工すれば両執務室を行き来しながら業務を行う予定だ。
大統領室の移転を準備する作業部会は、先月初めから青瓦台に代わって使用される新たな執務室の名称を国民から募ってきた。大統領室によると、執務室の名称募集には15日の締め切りまでに約2万8000人が参加した。「国民」や「民」の文字が入る名称が最も多かったという。
これに先立ち、尹大統領は海外メディアのインタビューで、仮称として「ピープルズハウス(People´s House、国民の家)」を提案した。
大統領室は近く有識者や関連官庁が参加する審査・選定委員会を構成し、執務室の名称を話し合う計画だ。
一方、大統領室は漢南洞の外交部長官公邸を大統領公邸に改装する工事を開始した。
ある関係者は、なるべく早く工事を終えて尹大統領の出退勤の負担を減らしたいとしながら、「6月末ごろには(工事が)終わる見通しだ」と説明した。
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