【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１７日、法務部長官候補の韓東勲（ハン・ドンフン）氏、女性家族部長官候補の金賢淑（キム・ヒョンスク）氏をそれぞれ正式に任命した。大統領報道官室が同日発表した。
韓東勲氏（左）と金賢淑氏（資料写真）＝（聯合ニュース）
保健福祉部長官候補の鄭鎬永（チョン・ホヨン）氏の任命は保留された。
１８官庁のうち、教育部と保健福祉部を除いた１６官庁の閣僚が任命されたことになる。
韓氏は尹大統領の検察時代の後輩で、最側近とされる。文在寅（ムン・ジェイン）政権時代に、同政権で法務部長官を務めた曺国（チョ・グク）氏の親族に関する疑惑などの捜査を指揮した。当時の政府と検察のあつれきの影響で左遷されたものの、新政権発足に伴い、法務部長官に抜てきされた。
金氏は朴槿恵（パク・クネ）政権で大統領の雇用福祉首席秘書官を務めた経歴のある学者出身の政治家だ。
一方、鄭氏の任命を巡っては、尹大統領が強行するとの見方もあるものの、最大野党「共に民主党」が任命に強く反対していることが負担となっているとの指摘もある。
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