【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は17日、中国外務省と海洋協力対話を前日にオンラインで開催し、両国の海洋法規・政策、漁業など海洋関連の懸案、実質的な協力促進策を協議したと発表した。
韓中の海洋協力対話に出席した崔局長(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
海洋協力対話は韓中が海洋政策全般を話し合う協議体で、昨年4月にオンラインで初開催され今回が2回目。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権下では初の開催となった。韓国外交部の崔喜悳(チェ・ヒドク)東北アジア局長と中国外務省の洪亮・国境海洋事務局長をはじめ、海洋業務関連機関の関係者が出席した。
韓中は、隣接する両国が海洋関連の国際法を順守し、海洋権益に対する相互尊重によって海洋秩序を安定的に管理することが重要だとの認識で一致した。また、関係当局間の協力を強めて偶発的な葛藤を防ぎ、信頼を深めていくことの重要性にも共感した。
韓国側は、韓中間の海洋境界画定交渉を加速させる一方、両国が関連海域内での活動を積極的に管理するなど緊密に協力する必要があると強調した。
両国は、日本による東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出問題を巡っても意見を交わした。
外交部は、韓中が先月のオンライン外相会談などを機に、相互尊重と協力の精神にのっとり両国関係を発展させていくため各分野で意思疎通を強化することで合意したとし、今回の海洋協力対話もそうした努力の一環だと説明している。
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