【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系与党「国民の力」の中央倫理委員会は20日、李俊錫(イ・ジュンソク)代表の性接待疑惑を22日に審議すると明らかにした。懲戒処分が決まれば李氏のリーダーシップが損なわれ、場合によっては李氏が辞任し党執行部を新たに選出する全党大会の早期開催を余儀なくされる可能性がある。懲戒を受けない場合は来年6月までの任期を全うできる。
李俊錫氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李氏は昨年6月、36歳の若さで党代表に選出され、話題を集めた。
ユーチューブチャンネル「カロセロ研究所」などは昨年12月、李氏が2013年にIT企業の代表から性接待を受けた疑惑があると主張。李氏は疑惑を否定し、カロセロ研究所の代表らを名誉毀損(きそん)の疑いで告訴した。
倫理委員会は今年4月、李氏が側近を通じ性接待の証拠隠滅を図ったとの市民団体の提訴を受け、懲戒手続きの開始を決めた。ただ、判断は統一地方選が実施される6月1日以降に先送りしていた。
党の一部からは倫理委員会が判断を下さない可能性があるとの見方が出ている。懲戒の影響を考慮し、政治的な判断をする可能性があるという。
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