【ソウル聯合ニュース】韓国自動車大手・現代自動車の高級車ブランド「ジェネシス」のスポーツタイプ多目的車(SUV)ラインアップ「GV」シリーズが、6月末には世界累計の販売台数が20万台を突破する見通しだ。同シリーズは2019年12月の発売から2年半ながら、世界的なSUV人気を追い風にブランド全体の販売を押し上げている。
ジェネシスの中型SUV「GV70」(現代自動車提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
GVシリーズは今年5月までに世界累計19万5920台を売り上げたことが21日、現代のIR(投資家向け)資料で分かった。今年に入り月平均8800台程度を販売しており、6月中に累計20万台を超えるのは確実とみられている。
先月までの累計販売台数の内訳は、19年末に発売した「GV80」が10万9244台、20年夏発売の「GV70」が8万1392台。ジェネシスとして初めて現代自動車グループの電気自動車(EV)専用プラットフォーム(車台)を採用し21年11月に発売した「GV60」も5284台と好調だ。
さらに23年以降の量産開始をめどに、ジェネシス二つ目のEV専用モデルとなる大型SUV「GV90」の開発を進めている。
ジェネシスは2015年11月のブランド誕生から6年半となった先月、世界累計販売台数が70万台を超えた。先に発売された「G80」や「G90」などのセダンの販売がGVシリーズを上回っているものの、2年半で20万台というGVシリーズの売れ行きはかなりのハイペースだと業界関係者は話す。
SUVとEVの人気要素を兼ね備えたGV90が発売されれば、ブランド全体の販売はさらに勢いづく見通しだ。GV90がジェネシスの累計100万台達成の鍵を握るとみられる。
ジェネシスのロゴ(同ブランド提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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