【パリ聯合ニュース】2030年の国際博覧会(万博)の釜山誘致を目指す韓国は21日、フランス・パリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)の総会で2回目のプレゼンテーションを行い、支持を訴えた。
韓悳洙(ハン・ドクス)首相(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国はイタリア(ローマ)、サウジアラビア(リヤド)に続き、最後に登場。韓悳洙(ハン・ドクス)首相は「韓国は開発途上国と先進国の懸け橋の役割を果たせる国」として、「韓国は20世紀半ば以降、戦争、貧困、経済危機などの難題を克服し、世界10大経済強国として成長した」と強調。「韓国の成長の秘訣(ひけつ)は全国民が力を合わせ、教育、革新、世界との協力に尽力してきたことにある」とし、「こうした経験を、人類共同の問題解決のため加盟国と共有することを望む」と訴えた。また、「先月発足した韓国の新政権は万博の釜山誘致に強い意志を持っており、30年の万博開催を主な国政課題に選定した」と紹介した。
その上で、万博のテーマとして「世界の大転換、より良い未来に向けた航海」を紹介し、「技術の発展や世界協力を通じ、人類の生き方や社会構造を画期的に転換し、不均衡や不調和を解消して人と技術、自然が調和する未来をつくることを提案する」と表明。「より良い未来のための青写真を世界人と共に描く準備ができている」と強調した。
昨年12月に開かれた1回目のプレゼンは新型コロナウイルスの影響を受けオンラインで行われたため、対面でのプレゼンは今回が初めてとなる。
30年万博の開催地は誘致計画書の提出、3回目のプレゼン、現地視察、4~5回目のプレゼンを経て、来年11月に決まる。
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