【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は24日、韓国国家基幹ニュース通信社の聯合ニュースと統一部が共催した「2022朝鮮半島平和シンポジウム」に祝辞を寄せ、「米国、日本のような重要な友好国との連携を引き続き強化し、中国とも相互尊重の精神に基づいて互恵的な協力関係を発展させていく」と強調した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
祝辞は崔英範(チェ・ヨンボム)広報首席秘書官が代読した。
尹大統領は来週に予定された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で包括的な安全保障協力について議論するとして、「伝統的な軍事安保だけでなく、気候変動、サイバー・エネルギー安保、AI(人工知能)など新興技術にも協力を拡大していく」と表明。「主要国との2国間会談を通じ、経済安保や原子力、再生可能エネルギー、防衛産業協力など国民経済に直結する部門での協力を一層強化する」との方針を示した。
5月に開催された韓米首脳会談にも触れ、会談で韓米同盟を「グローバル包括的戦略同盟」に格上げしたとし、「韓米の緊密な連携の上で確固たる対北抑止力を構築し、5月に発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)を通じグローバル供給網の危機克服に向け積極的に努力する」と述べた。
また、朝鮮戦争勃発から6月25日で72年になることに言及し、「悲劇の歴史を繰り返さないためには強固な安保、堂々たる外交が後押ししなければならない」と強調した。その上で北朝鮮に対し、「国民の生命と安全、自由と平和を脅かす挑発行為に対しては原則に基づいて国際社会と断固対応する。だが、対話の扉は常に開けておく」と述べた。
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