【ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争の開戦から72年となる25日、韓国政府はソウル市内で記念式典を開いた。韓悳洙(ハン・ドクス)首相は「政府は強い国防と安全保障の土台の上に平和が成り立つということを忘れない」として、「強固な韓米同盟に基づき安保態勢を強化し、必要な全ての手段を動員し迅速かつ断固として対応する」と強調した。
また、「北に対する人道支援とともに、朝鮮半島の平和のための国際社会の協力を引き出す外交努力も怠らない」と述べた。
式典で演説する韓氏=25日、ソウル(聯合ニュース)
韓氏は「72年前のきょう、共産勢力の南侵で始まった戦争で全土が灰燼に帰した」と述べ、国軍と国連軍計約17万5000人が戦死し約2万8000人が行方不明となり、多くの国民が犠牲となった戦争の悲惨さを振り返った。「わが国民は偉大だった」とし、「戦争の悲劇を乗り越え、廃虚の上で立ち直った。不屈の意志で世界が驚く奇跡の歴史を書いた」とたたえた。
そのうえで、「韓国は英雄たちを決して忘れない」とし、「参戦者とその家族がより元気で名誉な人生を生きられるよう、国が最後まで責任を持って報いる」と述べた。
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