【マドリード聯合ニュース】米国が北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を断つため北朝鮮の個人と機関に対する制裁拡大を準備している中、これを巡り韓国とも協議を進めていることが分かった。
韓米日首脳会談に出席した(左から)尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領、バイデン米大統領、日本の岸田文雄首相=29日、マドリード(聯合ニュース)
韓国大統領室の関係者はスペイン・マドリードで29日(現地時間)に行った記者会見で、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が予告していた通り、同日の韓米日首脳会談で新たな形態の対北朝鮮制裁を議論したかどうかを問われ、「きょうは議論されなかった」と答えた。一方で、「(追加制裁の一つとして)北の人物と機関に対する制裁を拡大するというプランが準備されているようだ」と伝えた。
韓米は北朝鮮による7回目の核実験などへの対応策を協議中とされ、重大な挑発に踏み切った場合に北朝鮮の個人や機関への制裁を拡大することも共に検討しているという。
同関係者は「その他の追加制裁は軍事事項も多く、保安に関する事項のため、韓米間で協議は行ったが今は伝えられない」と述べた。
tnak51@yna.co.kr