【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、中部・清州にある忠北大で国家財政戦略会議を開き、尹政権5年間の財政運用の方向性や改革課題を議論した。同会議は国の財政懸案を議論する政府の最高レベルの協議体で、尹政権発足後、初めての開催となる。
国家財政戦略会議で発言する尹大統領=7日、清州(聯合ニュース)
政府からは韓悳洙(ハン・ドクス)首相や秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官、大統領室の崔相穆(チェ・サンモク)経済首席秘書官らが、与党「国民の力」からは権性東(クォン・ソンドン)院内代表らが出席した。
大統領室によると、会議では文在寅(ムン・ジェイン)前政権の財政拡張により財政状況が悪化している中、物価高騰や高金利などで経済の厳しさが増していることに懸念を表明。大胆な財政改革により財政の健全性を取り戻すとともに、新政権の国政課題の推進や国民生活の安定などを着実に推進する方針を確認した。
会議にはサムスン電子元会長の権五鉉(クォン・オヒョン)常任顧問、少女時代や東方神起らが所属する大手芸能事務所・SMエンタテインメント創業者の李秀満(イ・スマン)総括プロデューサーら民間・学界関係者も出席した。政府関係者は李氏が出席したことについて、「文化が極めて重要なため、文化界関係者のうち知名度のある人物を招いた」と説明した。
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