【ソウル聯合ニュース】韓国政府が8日、物価上昇の負担軽減に向け、今月から輸入牛肉をはじめ七つの生活必需品の関税を引き下げると発表したことを受け、韓牛(韓国在来種の牛)農家の団体が強く反発し、対政府闘争を予告した。
全国韓牛協会(資料写真)=(聯合ニュース)
全国韓牛協会は声明で「韓牛の価格が急落し、韓牛農家の廃業が相次ぐだろう」とし、「全国の韓牛農家が生業を放棄し、生存権を勝ち取るための対政府闘争を大々的に展開していく」との姿勢を示した。
政府が同日開かれた非常経済民生会議で発表した「物価高の負担軽減のための民生安全策」には、輸入牛肉の関税率を0%に引き下げる内容も含まれている。飼料費や原油価格、物流コストの上昇などで値上がりした輸入牛肉を無関税とし、価格を下げる狙いがある。
同協会は政府の方針について「消費者にとって直接の恩恵がない無関税を検討することは、輸入業者や流通業者の利益だけを増やし、輸入牛肉の消費を拡大し、奨励するだけだ」と批判した。
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