【ソウル聯合ニュース】韓国の自動車輸出額に占めるエコカーの割合が初めて30%を超えた。
現代の「アイオニック5」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
韓国貿易協会によると、1~5月の自動車輸出額は204億5300万ドル(約2兆8000億円)だった。エコカーが占める割合は30.3%で、前年同期に比べ8.7ポイント上昇した。
炭素中立(カーボンニュートラル)が世界的な流れとなる中、エコカーの需要が高まったことに加え、現代自動車の電気自動車(EV)「アイオニック5」と現代の子会社、起亜のEV「EV6」の米国販売開始が重なり、エコカー輸出額が増加したとみられる。
エコカーの輸出台数も増え続けている。
韓国自動車産業協会の資料によると、1~5月の自動車輸出台数は90万1260台で、このうちエコカーが占める割合は23.8%と、初めて20%を超えた。前年同期に比べ6.4ポイント上昇した。
エコカーの輸出台数をみると、EVではアイオニック5が2万5381台で最も多く、次いでEV6が2万5052台だった。ハイブリッド車(HV)ではルノーコリアのスポーツタイプ多目的車(SUV)「XM3」が2万6597台でトップ。続いて、現代の「コナ」が1万4422台、起亜の「ニロ」が1万3078台だった。現代の燃料電池車(FCV)「ネクソ」は119台が輸出された。
エコカー1台当たりの平均輸出単価も上昇している。
両協会の資料を総合すると、1~5月のエコカーの平均輸出単価は2万8865ドルで、前年同期比4%上昇した。2018年の2万1770ドルから19年は2万3100ドル、20年は2万6309ドル、昨年は2万8810ドルと毎年約2500~3000ドルずつ上昇した。このペースが続けば今年末には3万ドルを超える可能性が高い。
起亜の「EV6」(現代自動車グループ提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ルノーコリアの「XM3」(同社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
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